リバーカヤックでも、周囲の木々の鮮やかな緑のグラデーションがたまらなく美しいです。
そんな新緑の中に、さらに華やかな彩りを添えているのが、「ヤマザクラ」です。
日本では、山桜と里桜のそれぞれの固有種、交配種合わせて600種類もの桜が確認されているそうです。
「ソメイヨシノ」は普通、開花後に葉が展開しますが、「ヤマザクラ」は多くの場合、葉芽と花が同時に展開します。
「さくら」の名の由来は、「咲(さく)」に複数を意味する「ら」をつけたという説。
「さ」は、耕作を意味する古語、もしくは「神霊」を表し、「くら」は「座」を表すといった説など諸説あるようです。
ヤマザクラは、磨くとツヤのある光沢が出る上に、桃色の色調も美しいなどの特性から、高級家具の材料などとして利用されてきました。
また、木管楽器やピアノ、オルガンの楽器材料、漆器の木地、道具の柄、仏壇の材料などにも利用されています。
屋久島では、これからますますこのヤマザクラの開花が山を彩っていきます。
あー楽しみだなぁ!
ヤマザクラ 山桜 Creases jamasakura
バラ科サクラ属の落葉高木
分布 日本、台湾、韓国、北朝鮮
花期 3−4月