チョウセンカマキリ (朝鮮蟷螂・朝鮮螳螂)
※画像はまだ羽の生えていない幼虫
本州から九州にまで生息が確認されている大型カマキリの仲間で日当たりの良い、開けた草地を好む。
チョウやバッタなどを好んで食べる。
似た種類にオオカマキリがいて、チョウセンカマキリの内羽根の色が透明なのに対し、オオカマキリの内羽根の色は紫かかっているので区別が付き、チョウセンカマキリは前足(鎌)の付け根の間の赤色が濃いのに対し、オオカマキは前足の付け根の間が黄色をしている点で違いがわかる。
また、卵のうの形状にも違いが見られ、オオカマキリの卵は球形になるのに対し、チョウセンカマキリの卵は長細くなる。
名前の由来はその鎌の形から"鎌を持つキリギリス"と言う意味でカマキリと呼ばれその仲間の内、チョウセンカマキリの名前の由来は、はっきりとは解っていないが、一般的には朝鮮から渡ってきた帰化であると言われている。
チョウセンカマキリ
キリカマキリ目 カマキリ科
分布:本州以南
体長:60~85mm程度
活期:夏~秋