ゴンズイの半月型のちょっとモヒカンみたいで特徴的な実がなっていました。まだ赤く熟していない緑色と赤の混ざった状態の実が多くありました。この後、赤く熟し、実が二つに割れて黒い種子が見えるようになります。ゴンズイは、魚の方が知られているかもしれませんが、樹皮の模様が魚のゴンズイの縞模様に似ているところから、ゴンズイと名付けられたという説もあります。他に、材がもろくて役に立たないことから、同じように食べずらく役に立たない、ゴンズイという魚の名をあてたという説もあります。琉球では、新芽、若芽を食用。
材は、キクラゲ栽培の榾木(ほだぎ)にも使われます。中国では、果実や種子を腹痛や下痢止めなどにも用いられるそうです。
学名 euscaphis japonica
ミツバウツギ科 ゴンズイ属の小高木
分布 本州では、茨城県から富山県より西、四国、九州、琉球列島。
国外では、朝鮮南部、台湾北部、および中国中部に分布。