カナブン(金蚊)
四角い頭をもった、なじみ深い甲虫です。
緑銅色、黄褐色、緑色、茶褐色、赤褐色、濃藍色など、色彩が色々ある。
緑色の個体はアオカナブンに似るが、カナブンよりもアオカナブンのほうが上翅がより縦長なのと、左右の後脚の基節が離れている(アオカナブンでは接する)ことなどで見分けられる。
雑木林の林内や周辺で普通に見られ、都会の公園にも生息している。日中、活発に活動し、樹液に来たり、林の周辺を飛び回る。
夜、光にもやってくるので、自動車とぶつかって道路で死んでいるのもよく見かける。
普通の甲虫は、後翅を広げて飛ぶためには、上翅(前翅)を立てないといけないが、カナブンやハナムグリの仲間は、上翅を立てずに後翅を広げて飛ぶことができる。
カナブン
昆虫網 鞘翅目(甲虫目)カブトムシ亜目 コガネムシ下目 コガネムシ上科 コガネムシ科
分布:本州・四国・九州・佐渡島・伊豆諸島・隠岐諸島・対馬・壱岐島・五島列島・種子島・屋久島・黒島