モンキアゲハや、ツマベニチョウなど、いろんなチョウ達が、蜜を求めて、サツキのまわりをヒラヒラと飛ぶ姿に、カヤックを漕ぐ手をしばし休め、和まされます。
サツキは、元々山奥の岩肌などに自生していた、ツツジ科ツツジ属の一種です。五月頃に咲くことから、「サツキツツジ」という名がつきました。他のツツジに比べて、葉や花が小さいのが特徴の1つです。
本来は渓流沿いの岩の上に生息し、増水時に水をかぶってもダメージが少ないように、低い姿勢で生育していたと思われ、渓流植物の特徴を備え、加湿を嫌う他のツツジとは対照的に根が水に強いとされています。
その頃は知りませんでしたが、レンゲツツジという品種には、グラナノトキシン、ロドジャポニンなどの強い毒性があり、誤って蜜を吸うと、痙攣や、呼吸停止に陥ることもあるそうです。
その他、ツツジ科で毒性のあるのは、ホツツジ、イソツツジ、アセビ等があります。
チョウ達は、毒があるかないかを、どんな風に見分けるのかな?
ツツジ科ツツジ属の常緑低木
樹高 0、3〜1m
分布 関東以西と、九州南部に自生し、屋久島が南限。